2020年05月09日

パンドラの箱の底から苦しみの後に希望の女神が現れることを信じよう! ただし、希望は人間が今までどうりの経済的観点からグローバリズムに戻るようではやって来ないだろう。中国に

依存したサプライチェーンやインバウンドを期待した観光立国構想は今後見直されるだろうが航空機等による二酸化炭素の排出やエネルギーの枯渇を考えると経済そのものや生活の在り方を根本的に改める必要がある。例えば食糧自給率から考えると工業生産に重点を置いた労働の在り方が問題といえる。
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2020年04月14日

次の時代を考える

東京都心から離れた住宅地でひっそりとオーガニックなバーを週に4日だけ開き休みは千葉県のある市で無農薬でコメと大豆を育て自給しておられる高坂勝という方の「次の時代を、先に生きる」という本を読んで少々驚いた。「16年前にサラリーマンを辞めた時点から比べて収入は半分だが当時より遥かに不安がない」「自給しているので、<食って行ける>。安心で新鮮で美味しいものを食べて、自由な時間を適度に保ち、体動く限り何歳までも程よく働く」と。やはり自給するということは大した心境の変化をもたらすものだと思う。「ナリワイのバーは必要以上に儲けけない」がポリシー。
 このような選択をされるようになった転機は1993年のバブル崩壊。人より早く昇進していたため右肩下がりの業績がどうにもならず苦しむ。「現場から人が減らされ、会議が増え、書類が増え、雑務が増え」そしてノイローゼではと懸念される。これは今のコロナウイルスで起こっている現象に似ている。正体の見えない不安に人々がとらわれる。医療現場などは想像できない苦しみに直面している。高坂さん自身は「電車が来ると、飛び込んだら楽になるかも」と何度も思われたという。私たち福祉の現場も人が減り、会議が増え、書類が増え、雑務が増えている。だけど医療現場の苦悩とは違う。病院はコロナを抱えた患者と対面している。その苦悩はどんなに大変か。我々はその様な現場にいる方々を支える使命があるはずである。
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2020年04月11日

コロナウイルスの広がりの中で思うこと

毎日保育園の入り口で職員が保護者とその子供に消毒するために立ってくれている。私ともう一人の職員で全館を消毒してまわる。
家に帰れば丁寧に石鹸で手洗いをし、うがいをし、家の中のあちこちを消毒して回る。テレビは感染状況を刻々と報道しているのを見て大事な注意事項を印刷し朝入り口に掲示する。いつまでこのような緊張を続けるのか。すでに家庭保育をしてくれている保護者も結構いる。ありがたいことである。昨日緊急事態宣言が出たので保護者に3つの選択肢を示してくださいと用紙を配布した。1、仕事の都合で休めない。2.休める。3。できる限り休むがせめて1~3日かは登園したい。今日は土曜日園児は3名のみ。普段の4分の1程度、ありがたい。
 保育園は医療従事者、介護、学童なの仕事に就く保護者の子どもたちや障がいのある子ども達の遊びと生活の砦。しっかりと守りたいものである。
 ところでコロナウイルスは沢山の気の毒な死者をだしているし、医療に携わる従事者の過酷な日々が聞こえてくるだけにコロナが伝えている警告に耳を傾け、人類が立ち止まるべき刻に来ているのではと思う。例えばインバウンドあてにした経済感覚。その往来のために要する航空機がばらまく二酸化炭素の排出や過剰な商品の生産や物流。あくなき人間の欲望と便利さを追求する果てにグリーランドの氷河が急激に溶け始めている。南極と北極の氷が全部解ければ海水面が1~2メートル上昇するらしい。果たして日本の都市は生き残れるのか。スエーデンの16歳の少女ぐれたさんの叫びに我々大人は真剣に行動しているのだろうか?と思う日々である。
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2018年11月26日

来年も襲来するだろう巨大台風や水害

西日本災害は来年も台風や水害で被害を受けることを予想しなければならないと思う。
台風21号で保育園を始めていらい初めて休園することになった。交通機関がストップし職員が集まらない。
私たちは保育園に泊まったが台風の猛烈さは尋常ではなかった。天窓の鉄板が吹き飛び雨漏りさえした。
岡山の真備町のボランティアに参加したがその被害は中々想像を越えていた。ある1階建ての保育園は泥まみれで
給食設備が駄目で園児も職員さえいない無人で寂しくピアノが横倒しになっていた。決壊した川のそばの民家にも行ったが
そこではご夫婦二人ともが骨折や疲労による健康不安を抱えながらボランティアの混じって立ち働いておられた。
保育中に地震や浸水を予想した訓練を繰り返しているがどうも南海トラフ地震は冬に来そうな予感がする。そうすると
乳児などとともに避難する困難さを予想しなければならない。垂直避難はしたものの乳児たちを冷たい風からどのように
して守れるのか?スマホはたぶん使えないだろう。トランシーバー型の通信機をリースすることにしているが親との連絡はつくのかとか
心配は絶えない。
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2018年08月13日

古代人の火の使用の始まりを思う。

今年も仁川でキャンプをした。仁川の流れは子供たちにとって天国なんだろう。カニや小魚を追いかけ、潜り、岩から飛び込む。水しぶきと歓声のるつぼ!保育園がこの川の傍にあったら毎日でもこうかな?と思ったりする。夜のキャンプファイヤーの話の核はやはり火についてであった。思うに「火」の使用は簡単ではなかっただろう。恐ろしい落雷のあと樹木が燃えているのを見てなぜ持って帰る気になったのだろう?古代人にとって雷自身が恐ろしかった、その恐ろしき雷が地上に残したものに近づいたり、まして触るなどは初めはとてもできないはずである。おそらく子供のようないたずら気分で枝などを差し出したら燃え移り狂気したことだろう。しかも『火」を所持しているだけで野獣が近づかず恐れることを知ったことは「大発見」であったろう。石や初期的な武器で身を守ることは簡単ではない。飢えた狼にとって「人」が如何に捕食しやすい生物であるかを彼らは経験上熟知しているので執拗に人間を狙うか、簡単にはあきらめない。だがなんと「火」が燃えているだけで彼らは近づかない。この発見が如何に大きなものであったろうか。だが、その火をいつでも、どこでも熾せるようになる過程はよくわからない。火起こし器への着想はどのようなことがあってのことだろう。
 ただその過程をひつこく考え、工夫するエネルギーは子供や女や高齢者を猛獣の襲来から守りたいとの一念があってのことだろう。ミシンを発明したシンガーは母親の縫物の苦労を軽くしたいとの思いからだと聞いている。そんな話をした後に、もし歩いていて目の不自由な人に出会ったらどうするとたづねたら、ある男の子が手を引いてあげると即座に答えたので驚いてしまった。


posted by ちびくろ保育園 at 10:34| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年08月02日

江戸時代の水うちわ

この猛暑の下、絶えず新開地の銀行や郵便局に自転車で行ったり来たりしていると、道路が燃えるように熱くてたまらない。せめて歩道だけでもアスファルトを剝がし硬い土の道にしてくれたなら、昔家の前に朝夕散水して涼を求めていたようなやり方を復活できるんだがと思う。保育園の前の歩道に水をホースで散水するだけでも一時だけだが涼しくなる。この頃はそんな発想は無くなっただけでなく、時には空調機の室外機の熱風が体を襲う。歩道を土にするぐらいでヒートアイランド現象がどうなるものではないが、江戸時代の人が水うちわを考え出したような工夫を現代人もしたらどうだろうか。うちわの表面に膠を塗り防水して扇ぐ前に水に漬けて扇ぐと確かに風に混じって水滴が頬にかかる。涼しいとゆうよりその発想に驚く。
 現在化石燃料の世界的消費率は2%づつ上昇していて、このままでは35年後には枯渇することを京大の縮小社会研究会の松久さんが著書の中で警告しておられる。ㇱエールガスの寿命は5~6年で枯渇するという。
 私は地産地消の考えを大事にしたい。食べたいもの欲しいものを日本中、あるいは世界中から手に入れる流通消費文化はいい加減にやめなくてはと思う。今自分たちが生きておれる自然・土地・人間社会を大事にするほうがよほど美味しくて、楽しい生活が可能と思う。無駄な開発をやめて残り少ないエネルギーを世界中の未来である子どものために医療・教育・福祉に集中すべきではないかとこの暑さのなかで考える次第である。
posted by ちびくろ保育園 at 19:12| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年07月30日

川遊び

今回は朝からどんよりとした曇り空。しかし朝から集まって来た卒園生は30人、保護者は11人。在園児は27人という大人数!住吉川は六甲山系から下って来た急流。大雨が降れば近づくことさえ危険でそのためにコンクリートの堤防には警戒を知らす黄色のランプが設置されている。この頃は川に入る前に大雨が急に降りだした時に備えて川の堤防の上まで駆け上がる訓練をすることにしている。それまでしてでもこの川遊びはやめられない。何しろ川底に岩が敷き詰められてつるつる滑るところもあれば砂地の中州があって草に覆われそこが小魚の隠れ家になっているし、子供が泳げるくらいの深みのところには小魚がたむろして水中メガネをした小学生がまるで漁師のように網をもって潜っている。なんともいえぬ風景が突然住吉川に現れている。小3までに限っている案内をもし小6まで広げれば大変な人数になることだろう。男親たちも少し大きめの川魚を子供たちに掬ってやってご満悦な表情をしている。やがて少し空が明るくなってきたところで川を後にした。  川に来るまでの電車の中で叫んだ小3の女の叫びが心に残る、「小学校も中学校も高校もぜーんぶちびくろがいいなー」。この可憐な小さな叫びが2020年から始まる子供の自主性や遊びを生かしたアクティブラーニングで教育の世界が一刻も早く変わる事を願いたい。

posted by ちびくろ保育園 at 19:47| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年11月26日

ミカン狩り

早く収穫しないと鳥に全部ついばまれてしまうと思っていたところが天気も良く夏ミカンを21個もとることが出来た。長い枝切り棒を振り回していると、子どもがじぶんたちもやりたいと言うのでもう一人の職員とミカン狩りと相成った。小さかったみかんの樹が大きく育ちかなり高い所になっているのを枝切り棒のレバーを小さな手で力任せに押し切るの手伝い、それをもう一人の職員が落下する大きなミカンを駕籠でナイスキヤッチ。
 去年までは数個しかできなかったのに今年はおそらくは40個以上の豊作。去年道路沿いに作っていた花壇を自転車置き場を作るために三分の二も削りミカンの樹の周りには申し訳ない程度の土し残せなかったのになぜ?それを月に一回来て紙芝居合をしてくれるsさんに話したら根が地中深く育っているからではと言ってくれたのでなぜか納得。去年枝の剪定を上手にfさんがしてくれたからかもしれないが、樹そのものが非常に高く育ったことは根の育ちをが良いことの証明ではないかと思う。
 今の保護者は見かけがきれいな保育園を選びがちであると話すと、sさんは別のひとの話であるが今は紙芝居に昔の子供ほど関心を示さないばかりかゲーム機等に夢中の子どももいてやりがもう一つと言っていたとか、それに比べるとちびくろの子どもはいつも紙芝居に食らいついてくれるので恵まれているなどと漏らしていた。確かに今日の「森のはっぱ探し」の紙芝居がよほど気に行ったのか終わってもsさんの周りを離れず片付けまで手伝ってくれていた。小さな園庭の保育園で子どもたちの感性が深いところで育っていることを一層願う一日であった。、
posted by ちびくろ保育園 at 14:42| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年09月29日

来年度の零歳児の入園申し込みは10月17日からです

来年度の零歳児の受け入れを早く区役所に申し込んでください!現在零歳児は9月で一杯になりました。ホーム・ペイジが誤った情報を載せていますがすみません、早く修正してくれるように業者に依頼しています。
育児休業制度の利用者が多くなり1歳児枠はいつも満員です。ですので零歳児から入園していただくのが得策です。新制度になってから申し込みが10月17日から兵庫区役所で受付けてくれます。申し込み書配布は9月20日からです。よろしくお願いします。
posted by ちびくろ保育園 at 10:06| 日記 | 更新情報をチェックする

2016年09月28日

人口の縮小、夕張の大変さ

日本の人口が大正5年に統計を取り始めて初めて人口が減り始めたことが報じられていた。東京でも減り始めたことが衝撃的に取り上げられていたが、私にすればようやくかという思いである。人口が縮小していくことには様々な痛みが伴う。夕張の実情も大変だ。若い市長が頑張っている。12万人が9千人台に激変してそれにどう対応するか。とにかく減らせるインフラは大急ぎで減らさないと大変だ。その過程で若い高校生たちが図書館が無くなるなどすると希望が持てなくなり夕張高校に進学する者が減ってしまうので校長が善処を若い市長に依頼しに来ていたが、市長が快諾する表情でなかった。それは市内の三か所の保育所が古く雨漏りがしていること、耐震補強ができずその保育所の地震を想定した避難訓練で乳児たちが机の下に逃げ込む姿がなんとも傷ましく心に強く焼き付けられた。東京の若い人たちの平均年収が240万円。これでは結婚もできないでいる。人口が縮小することをあまりに悲観的に取るべきではない。しかし、現在の石油の消費率で行くと30年後には枯渇することが判明しているにも関わらず、政治も経済界も深刻に考えず相変わらず高度経済成長の夢から覚めないでいるから何を考えているのかと唖然とする。今ある経済力と人的資源をどう振り向けるのかを早く考えないといけないことを夕張の大変さは語っている。子供、若者に最大限の投資を皆で考えなければと。
posted by ちびくろ保育園 at 18:17| 日記 | 更新情報をチェックする